参議院選挙に行こう! 1週間連続連載 第四回「民主党という選択」 | Doronpaの独り言

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選挙日まであと3日と迫る中、このブログをご覧になっている有権者の皆さまもそろそろどの政党や候補に一票を投じようか決められたころでしょうか。


ここ最近の参議院選挙を見ますと、野党が支持を伸ばすという傾向がみられます。今回のように年金問題という大きな争点がない場合でもこの傾向は顕著にみられるようです。有権者の間では、政治の実権は与党に任せて安定的な国政運営を望み、一方で衆議院のお目付け役たる参議院は与野党拮抗もしくは野党が強い政治の場を作り与党の行き過ぎを防ぐという心理的な政治バランスが見受けられます。


第二回でも指摘しましたが、仮に参議院を民主党が単独で過半数を制したところで政権自体が代わるわけではありませんし、世論調査などを見る限り無党派層の支持を十分に得られていない民主党の現状を考えれば、有権者もそれを望んでいるとは思えません。現在、民主党が各種世論調査の投票先政党のトップを走っているのは、衆議院で巨大になりすぎた与党への国民の不安感が年金問題という身近な問題を媒体として増幅している結果なのではないかと分析します。これはこれで健全な有権者のバランス感覚なのでしょうが、問題なのは政権シーソーに乗っている自民党という与党の反対側が民主党ということです。


確かに民主党が勝っても政権交代はありませんが、その勝ち幅があまりにも大きくなると政府与党の国政運営は極めて厳しいものになるでしょう。民主党が健全な野党であれば、政府与党に緊張感を持って国政を担ってもらうためのお灸として参議院選挙での勝利も意味はあるでしょうが、現在の民主党は本当に健全な野党といえるでしょうか?


かつて支那との対決を叫び、現在は支那との連携を模索する政策変節を恥とも思わない小沢一郎なる自民党元幹事長が代表として君臨し…、2005年のマニフェストでは外国人参政権付与をはじめ、歴史問題でも支那や朝鮮の言い分を検証なしに受け入れ…、パチンコを合法化しろと訴える民主党議員もいれば、新潟県中越沖地震の視察を「珍道中」と楽しげに語る民主党議員や、「中越沖地震の名称に『上越』が入らなくてよかった」と放言する上越市選出の民主党新潟県議もいる…


年金問題に限っても、第一義的には政府与党の責任ではありますが、年金問題が進行中だった当時の厚生大臣が今の菅直人民主党代表代行であり、あるいは政権与党の幹事長として責任ある立場にあったのが小沢一郎です。また、議会は行政府のチェック機関でもあり、いくら第一義的に政府与党に責任があるとはいえ、野党側にも年金問題をチェックできなかった責任はあります。


民主党所属議員がすべて左派系ではないにせよ、党内では旧社会党系が隠然たる力をもっており、基本的に民主党は左寄りの政治スタンスをとる政党です。前原誠司前代表時代に一度だけ右寄りに党のスタンスを変えようとした時期もありましたが、永田メール事件で自爆したことや、有権者に自民党との違いを訴えることができなかったことを受けて、再び小沢一郎のもとで「自民党に対抗するためだけに」左寄りの政策を露骨に指し示す万年反対野党に逆戻りしました。


諸外国においても右派左派の対立や政党間の政策論争はあります。しかし、共通して言えることは日本の左派のように「国家を否定する」ような左派はまず外国の諸政党では見られないということです。米国の左派民主党であっても、星条旗を掲げ国歌を歌うことを拒否する議員はいません。どの国であっても政党の基本にあるのは国であり、国を愛する心が存在します。その上に政党や左右の思想が立脚しているのですが、日本においては敗戦の混乱によって生じたモンスターレフト(怪物左翼)が左翼勢力を担い、国家を否定し歴史を否定し文化を否定し…暴れまわっているのが現状です。


今の民主党が本当に健全な野党といえる存在かどうかをしっかりと見極めたうえで、皆さまの大切な一票をこの政党に投じることができるかどうかを判断してほしいと思います。



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社民党”崩壊記念”社会党に騙された!―”平和””人権”を貪った面々の裏面史

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