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イスラム過激派による新聞社襲撃事件が残した影響は計り知れないものとなっています。それまで比較的移民に寛容(というより脅迫観念に囚われていた)欧州における反移民のボルテージがかつてないほど間で高まっているのです。
とくにドイツでは反移民を掲げて1万8千人ものデモが行われるなど我が国における移民受け入れ賛成派にとっては、それまでの「ヨーロッパを見習え」の掛け声はどこへやらとばかりに本件について口を閉ざす事態に陥っています。
移民受け入れを大きく3つのパターンに分けると…
1.積極的に移民受け入れを行う国(米国やオーストラリアなど)
2.必要に駆られて移民を受け入れる国(北欧、欧州など)
3.移民を受け入れていない国(日本など)
に分けられます。
このうちカテゴリー1については「積極的に移民受け入れを行う国」と書きましたが、書き方を変えるならネイティブ(インディアンなど)を虐殺して成り立ってきた国家であり、移民を拒否すると国是が成り立たないという命題を背負っているのです。
そのためカテゴリー3が見習うべきはカテゴリー2になるわけですが、この2が問題になっている北欧そして欧州になるわけです。北欧はいうまでもなくキリスト教国家です。そこに70年代以降、我が国より早く少子高齢化が叫ばれ始め移民の受け入れを積極的に行ってきました。当初こそ理想的な移民国家としてもてはやされ、我が国の左翼たちも「北欧を見習え」との合言葉で移民推進を謳ってきたのですが…。
移民(ムスリム)第一世代は北欧に入るや懸命に働きました。否、働かざるを得なかったのです。それが移民として北欧に入る条件だったのですから。ところがこれが第二世代、第三世代へと移り変わるにつれて、徐々に変貌していったのが移民者たちだったのです。
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