祭りの後に(Doronpaの独り言ver.) | Doronpaの独り言

Doronpaの独り言

日本第一党党首 / 行動する保守運動代表
桜井誠の公式ブログです。
時事問題や国際情勢などを記事にしています。
是非ご覧下さい!

すでに在日特権を許さない市民の会公式サイト にある運営ブログで同じタイトルで記事をあげましたので、こちらは(Doronpaの独り言ver.)とさせていただきました。在特会ver.では参議院選後の政治の動きと在日問題を民主党が封殺するかもしれない危険性について書いてみました。Doronpaの独り言ver.では今回の参院選に臨んだもう一つの保守政党について考えてみたいと思います。


自民党が予想通りの大敗を喫して終わった参議院選でしたが、ひとつだけ意外だったのはこのブログでも第三の選択として紹介させていただいた維新政党新風の票が思ったより伸びなかったという点です。正直にいいますと、議席獲得は無理でも30万~40万票くらいは入るのではないかと思っていました。実際はその半分17万票に終わったとのことです。
これはどう考えればよいのでしょうか?
一言でいえば、今回の選挙で自民党から逃げた保守層の受け皿として新風が認知されていないということです。


こちらも前の記事で指摘していますが、年金問題などで自民党支持層から逃げた票が民主党に大量に流れ込んだことが地滑り的大勝を民主党に呼び込んだわけです。自民党支持層から大量に流れた回避票を新風が受け止める、すなわち保守層にとっての第三の選択となり得るのではないかと期待したわけですが、回避票はそのまま民主党に流れ込んだだけでした。はっきりいってこれは惨敗です。新風が今後も国政選挙を目指すのであれば、少なくとも今回の惨敗の要因を冷静に分析し、どうすれば次に生かせるのかを考える必要があると思います。


今回の新風の選挙戦を見ていて個人的に問題だと思う点をあげると以下のとおりです。


1.認知広報の欠如
2.ネットへの過度の依存
3.政策提言の拡散
4.組織間の無秩序な連帯


1については言うまでもないことですが、ネットの世界では知名度のある政党とはいえ実際の世界ではおそらくほとんどの方がその存在を知らないと思います。そうした人ちたへ、まず自分たちの政党を知ってもらう認知広報がまったくできていなかったのではないか? と思わざるを得ないのです。たとえば、前回の参議院選挙から今回の参議院選挙までの間に3年間あったわけですが、その間政党紹介ビラをどれだけポストに投函できたでしょうか? あるいは、ミニ集会などこまめに自分たちの選挙区となる地域で活動を続けてきたのでしょうか? 次に向けた選挙運動は選挙が終わった瞬間から始まります。本気で議席を取りに行くのであれば、こうした地道で気の遠くなるような活動が絶対に不可欠だと思うのです。


新風の選挙戦の特色にネット情報戦が挙げられます。特に今回の選挙では極右評論 で名前を知られる瀬戸弘幸氏が新風に加わったことで、ネットにおける新風への注目度がさらにあがったように当初はみられました。たしかにネットでの注目度はほかの政党と比べても抜群だったと思います。しかし、注目から投票へ結び付ける接着剤が欠如していたのではないでしょうか。現行法上、選挙期間中はネットを利用した選挙活動には制限が加えられています。確かにネットに着目して選挙戦を展開しようとしたことはよかったと思いますが、選挙期間中のネットでの選挙運動の規制が足かせとなってしまいました。であれば、1と同じ結論に達しますがネットを使った認知広報を推し進めておくべきだったのではないかと思うのです。現在の法体制下ではネットは認知広報に利用するべきであり、投票の呼びかけができない以上ネットへの過度の依存やネットをあてにした選挙活動は慎むべきだったと思うのです。


そして、新風の政策提言は非常にインパクトがあり、共感を持てる提言も多数あったのですが、今度はそれが拡散しすぎて分かりにくくなってしまった感があると思います。民主党の選挙戦をみると年金問題を前面に出して「国民の生活が第一」と庶民の心をとらえるワンフレーズを繰り返してきました。多くの人に、少なくとも1議席を与える100万人程度には共感してもらえるような顔となる政策提言を絞り込み、キャッチコピーとして全面に出していくことも必要だったと思います。


また、今回の新風の選挙を多くのネットの個人や団体などが応援していたようですが、それが統率性がなくばらばらに動いていたように思えました。1と同じように選挙で勝とうと思うのなら、選挙の間の期間を無駄にしてはいけないのです。自民党であれ民主党であれ、議員たちは当選したからと言って議席にふんぞり返っているだけではなく、時間があれば必ず地元に戻りたとえ十人程度のミニ集会でも可能な限り出席して自分を売り込みます。このセールスに相当するものが新風にはなかったように思うのです。選挙期間外に新風を応援してくれる個人や団体への呼びかけを行い、横のつながり・連帯を強化して事前に強固な応援組織を作っておく。資金面や人員で限界がある小さな政党では、これが選挙となったときに非常に強い味方になるのですが、今回の選挙では数は多けれどばらばらの応援でかえって新風の足を引っ張っていたのではないかと思わせるようなものも見受けられました。


今回の記事では、私個人の目からみた新風という保守政党の選挙戦を考えてみました。国政混乱が確実な状況から考えて、そう遠くない将来において自民党・民主党を中心とした大きな政局が訪れると思います。その時、保守層が頼れる第三の選択として新風という政党が存在してくれていることを心から願うものです。


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