めぐみ | Doronpaの独り言

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日本第一党党首 / 行動する保守運動代表
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先日、映画「めぐみ」を見に行った。

これまでも北朝鮮による日本人拉致をテーマにしたテレビドラマは何本か作られているが、ドキュメンタリー映画というのはこれが初めてである。

まずは、監督であるクリス・シェリダン、パティ・キム両氏に感謝したい。

当事者であり被害者である日本人の手でこのような作品を撮れなかったことは残念であるが、逆に日本人の場合感情が入りすぎてこういった淡々とした作品は撮れなかったかもしれない。

この映画はほぼ全編ニュース映像や関係者へのインタビュー、家族会の活動映像で占められている。派手なアクションや脚本に沿った演技はないが、何も手を加えていない事実を切り取っただけの映像が、かえって残酷な現実をまざまざと見せつけてくる。

決して面白い映画ではない、それどころか見ていて拉致被害者を奪還できないこの現状にもどかしさすら感じる映画である。

一人でも多くの日本人に見てもらいたい映画であるが、特に日本人拉致事件という言葉を耳にしたことはあるけれども具体的なことはよく知らないという方に見ていただきたい。なぜなら、ニュース報道では情報が断片的にしか伝えられず、日本人拉致事件の大きな流れが掴みにくいのだが、この映画はその断片的なニュース映像を時系列に並べているため、拉致事件を詳しく知らない、または断片的にしか知らないといった人でも大きな流れで日本人拉致事件を捉えることができるからである。

またパンフレットの購入もお薦めしたい。

このパンフレットには、めぐみさん拉致事件の年表や関係者へのインタビューが載っており、横田夫妻の悔しさや監督がどんな思いでこの映画を撮ったのかを知ることができるし、映画を見ただけではわからなかった吉田六左エ門議員とのやり取りについても触れられている。

このような映画が出来たことは喜ばしいことなのだが、一点だけ納得できない部分があった。それは横田夫妻が集会に参加した際、参加者の一人が「六十年前北朝鮮に同じ事をして、そして私が今ここにいる・・・」といった内容の発言をしたシーンが映画に挿入されていたという点である。時間にして五秒程だろうか、ほんの一瞬であったため一言一句全く同じである自信はないのだが、この参加者はどうやら在日の強制連行について何か言いたかったようだ。

まず拉致被害者の救済を考える集会で、在日が吐いてきた最悪の嘘「在日強制連行被害者説」を持ち出して、北朝鮮による日本人拉致事件を相対化しようとしたこの参加者の態度に反吐が出る。次に、「在日強制連行」という嘘がこの映画によってますます真実味を帯び、覆すことが難しくなるのではないかという一抹の不安が脳裏を過った。

日本国内では「嫌韓流」や、手前味噌で申し訳ないが当研究会代表の著書「嫌韓流 実践ハンドブック」によって「在日強制連行説は嘘」であることが広く一般人に知れ渡るようになったが、まだまだその真実を知らず強制連行を信じている日本人も少なくない。ましてや海外では声の大きい自称被害者の朝鮮半島二ヶ国が「我々の同胞が日本によって強制連行された」と恥ずかしげもなく吹聴している有様である。

ほんの一瞬であるから心配のしすぎかもしれないが、このワンシーンが北朝鮮や韓国、在日の付け込む隙にならないとも限らないし、真実を知らない日本人が自分達も加害者なのだからと拉致事件に関して何も言えなくなる可能性もある

やはり、在日の強制連行は真っ赤な嘘であるという真実を全ての日本人に周知徹底させ、世界に向けても発信していく必要性があると強く感じた。

このシーン以外は、日本人拉致事件のあらましを知るのに適しているので、まだご覧になっていない方は是非劇場へ足を運んでいただきたい。


東亜細亜問題研究会幹事 花御堂久子


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